宿2

ペンションは○かぜ」さんでの続きです。


美味しい食事も終え、お風呂にも入って、絵本も二冊読んだ。
さぁあとは寝るだけ。


子供達の話を聞いていると、普段寝るときは、どうやら電気を付けたまま寝るらしい。
下の子が真っ暗だと怖がるとのこと。


朝、子供達と会ってから、電車で数時間揺られ、アド○ンチャーワ○ルドで駆け回り、
その間二人ともお昼寝がなかったので、あっさりと寝てくれることを期待していた父。


お布団に入って、「おやすみなさい」


確か、まだ21時前ぐらいであったが、父も疲れていたので一緒に寝てしまうつもりでいた。


どれぐらい時間が経っただろう、、、ちょっと間すると上の子の寝息が聞こえてきた。


ちなみに寝る位置は、
「父 下の子 上の子」と云った並び。


またしばらくすると、今度は、下の子がなんだか鼻をずりずりしている音が・・・


ふと父が目を開けると、下の子涙目(;_;)


父「どうしたん?」
下の子「お母さんいいひんから、寂しい・・・(T_T)」


・・・
父は、旅行前から多少こうなるんじゃないかと懸念していた。
下の子の身体をトントンしながら寝かしつけようとするも効果なし。。。


父立ち上がり、下の子を抱っこして部屋の中をゆらゆら・・・
しばらくすると、落ち着いてきたのか、鼻をすする音は止んでいた。
が、まだ眠ってはいなかった・・・


父「お布団に横になるか?」
下の子頷く。


お布団で横になると何故かアンパンマンについて語り出す下の子。
下の子「クリームパンダはな、クリームがいっぱい入ってるねん!」
父「そうかぁ、クリームが入ってるんかぁ。」
下の子「うん、美味しそうやろぉ。」
父「そやな、美味しそうやなぁ。」
・・・
などと、永遠とこのような事が繰り返され続ける(^^;


どれぐらいたっただろう・・・
下の子は、何度目かのあくびを発し、またちょっとぐずり出したかと思うと
ようやく寝息を立て始めた。


ぐずり始めそうな雰囲気で父一瞬焦るもなんとか寝てくれて一安心。
時計を見ると23時をまわっていた。
(つづく)