ぞなもし

坂の上の雲」を読み終えてもう少しだけ雑感。


本小説の主人公である秋山好古、真之兄弟、正岡子規は、いずれも伊予の松山出身。
小説の台詞ではその土地の方言で書かれている。
たとえば

「たれからきいたぞな

とか

「おそかったなもし

とか。
この語尾にある「ぞな」「もし」。私は関西人なので馴染みがない。
「ぞな」は、読んでいて何となく発音が想像の範疇でしっくり読めるが
(間違っている可能性は非常に高いが・・・(^^;)
「もし」については、(脳内で)どう発音してもしっくりこない。
どう発音すればいいんだろう。。。


以前にも書いたと思うのですが、日露戦争が開戦してからの本小説は、戦争史のような体をしている。
あとがきでも著者は、小説として成り立ちにくさがあったことを書かれている。


この日露戦争。私がこれまで認識として持っていたのは、
「昔、日本とロシアが戦争して、日本が勝った。」
とその程度である(^^;


読み進めて行くうちに時々日露戦争に関するWebサイトを少し調べてみたり、
登場人物のことを調べてみたり・・・
もう少し「日露戦争」と云うものについて、自分の認識を改めたいと考える今日この頃である。