河童
ちょいと前になりますが、読み終えたのがこちら↓
- 作者: 芥川龍之介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/09/18
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 97回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
今回は氏の著作の中でも後期に位置づけられる作品の短編集。
最後の「或旧友へ送る手記」に至っては氏が自殺を行った際の遺書として残された作品(?)
かなり生々しい。。。
正直天才の語る作品には私のような愚鈍には理解しにくいことも多々(^^;
何が読みたいって、「河童」が何故か読みたくて買った本(もちろん古本(^^;)なのですが
映画もあるようなのでいずれ観たいと思っています。
今日の一文
人間は孤立しては棲めない生物でもある。アフリカのシマウマのように群れて棲み、社会をつくって生存を保つのだが、しかし都市生活はときに個々に孤立に似た状態を強いる。それに堪えられなくなったとき、たとえ短時間でも激しく群れたがる。
「人間の集団について」