悪とはなにか

都には、貴族の栄華がある。
この物語は、そういう古い世のことだ。しかし人間のなく*1こと笑うことは、いまもむかしもかわらない。

そんな一文で始まった物語をようやく読み終えました。

新装版 義経 (下) (文春文庫)

新装版 義経 (下) (文春文庫)

最後は司馬氏らしく実にあっさりと終わります。
義経都落ちしたくだりから、首だけになってしまうまでたった数行。。。
そして締めの一文。


引用しようと思いましたがある種この小説の結果なので一応控えておきます(^^;


軍事的に天才であったが、政治感覚がこれまた天才的になかった。
と司馬氏は義経を描いています。

*1:常用漢字でないため平仮名表記