なにゆえに

読了。いや正しくはまだ“あとがき”と“解説”を読み終えていませんが(^^;
物語は終演を迎えました。

新装版 翔ぶが如く (10) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (10) (文春文庫)

最終巻。
内容が盛り沢山過ぎて、どう書けば良いのか、どう表現すれば良いのか。。。


維新回天の立て役者、
木戸孝允西南の役終結する前に病に倒れ、
西郷隆盛は、西南の役で討ち死に、
翌年に大久保利通は、凶刃に倒れる。
そして、この物語の隠れた主人公(?)川路利良の死をもって幕が閉じられた。


鹿児島に戻った薩軍約三百の兵は、城山にて政府軍約七万の兵に囲まれた。
そんな絶望的な状況でも薩軍は、士気が衰えるどころかイキイキとしている。
なにゆえに彼らはここまで戦ったのか?
何故ここまで戦えたのか?
薩軍の最後は凄惨としか云いようがない。
著書の淡々とした文体がそれを更に強烈な物としている。。。