年少もの

少し前に読み終えたのこちら↓

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

前回とはまた違った作品が集められた短編集です。
収録内容は

1編1編が非常に短く小学校の教科書にも載ってたかもしれない(私自身は覚えてない(^^;)ような内容で先日読んだ「河童」等に比べると読みやすかったです。
まぁ、私の文学レベルなんてまだまだ小学生レベルでしょうからちょうどよかったのかもしれません(笑)

今日の一文

(史上、名をのこす男だ。しかしながら一流の名は残すまい)
武市の謎なところである。その人物の格調の高さは薩摩の西郷に匹敵するであろう。その謀略のうまさは薩摩の大久保(利通)に肩をならべ、その教養は前両者よりも豊かで、しかもその人間的感化力は、長州の吉田松陰に及ばずとも似ている。が、もっとも重要なところで、武市はちがっている。
(仕事をあせるがままに、人殺しになったことだ。天誅天誅というのは聞こえはよいが、暗い。暗ければ民はついて来ぬ)

竜馬がゆく 三」