天気晴朗なれども波高し
「新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)」を読んで以来、敬愛し、憧れのようなものを抱くようになりました。
昨日読み終えたのはこちら↓
- 作者: 神川武利
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2000/02
- メディア: 文庫
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頭脳明晰、彼の本質を見抜く状況分析や予見性は、群を抜いています。
文才としての才能も有名で「秋山文学」と賞されています。
敵艦隊見ゆとの警報に接し、連合艦隊は直ちに出動、之を撃滅せんとす
本日天気晴朗なれども波高し
海軍がバルチック艦隊を捕らえ、大本営に打電した電文として有名な一文です。
最初の一文は参謀・飯田少尉が起案書として持ってきた文に、直前に真之が次の一文を加えます。
只の事務的な(?)打電文がこの一文によって文学に昇華したと評されています。