こわっ

一昨日読み終えたのがこちら↓

侍はこわい 時代小説 短編集 (光文社文庫)

侍はこわい 時代小説 短編集 (光文社文庫)

前回に続いて司馬氏の短編集です。
収録タイトルは

  • 権平五千石
  • 豪傑と小壺
  • 狐斬り
  • 忍者四貫目の死
  • みょうが斎の武術
  • 庄兵衛稲荷
  • 侍はこわい
  • ただいま十六歳

以上、八篇。
今回は、いずれも初見でした。


この短編集では、「侍」と云うものはどんな人たちなのか、これまで見たものとは少し違った視点から描かれている小説であったように思います。
当時の農民や町民と云った人たちからすればやはり、侍と云うのは理解しがたいものであり、
恐ろしくもあり、滑稽でもあり、
なかなか面白かったです。


いずれもほとんど馴染みのない人が主人公ですが「ただいま十六歳」の主人公は、とある武州南多摩出身の人物です。