クーデター

年明けて、ようやく読み終えたのがこちら↓

高杉晋作の蜂起により、藩内でのクーデターを成功させる。
成功後、晋作は藩の新政府の要職には付かず、その後の幕府との戦争に備える。
この時、長崎の亀山社中を介して軍艦などの買い付けを行う。
実際の買い付け交渉に当たっているのは伊藤俊輔(後の博文)。


亀山社中と云えば、後の海援隊
そう、あの坂本龍馬を中心に活動している集団である。


本小説内では、龍馬の名はいくつか出てくるものの晋作と交わることはついぞなかった。
薩長同盟に関しても、晋作がどのように関わったかと云ったくだりは、なかった。
実際のところ、史実としてどうであったのか、私はよく知らない(^^;


ただ幕府との戦闘に関して、晋作の鬼神が乗り移ったかのような躍動が描かれる。
この時既に晋作は労咳(肺結核)を患っており、
結局、大政奉還を迎える前にこの世を去る。


辞世の句

「おもしろき こともなき世を おもしろく」