四賢候

一昨日読み終わったのがこちら↓

新装版 酔って候 (文春文庫)

新装版 酔って候 (文春文庫)

またまたまた司馬遼太郎氏です。
短編4つです。
が、全て幕末の四賢候が主役とはなっておりません。
「酔って候」(山内容堂
「きつね馬」(島津久光
「伊達の黒船」(伊達宗城
肥前の妖怪」(鍋島閑叟
うち、四賢候は、山内容堂伊達宗城
島津久光も四賢候の一人ですが、島津斉彬の方がすっきりする。


山内容堂に関しては、「竜馬がゆく」や「お〜い、竜馬」にも登場する土佐藩の藩主ですが、
この時のイメージが強すぎて、あまり好きになれない。。。


面白かったのは「伊達の黒船」。
伊達宗城が主人公と云うより、ある手先が器用な一人の町人が主人公と云った感じ。
提灯のはり替え稼業をしていた人間が見たこともない黒船を作れと命じられ、作ってしまう。
いや、ほんとあり得ないでしょ、普通・・・